民主「怖い小沢問題」語らず…渡部氏だけ悪代官呼ばわり(スポーツ報知)

 鳩山内閣が初の予算審議に臨む第174通常国会が18日、召集された。民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体の土地購入をめぐり、元秘書の衆院議員・石川知裕容疑者(36)らが逮捕された直後で大荒れが予想される。鳩山首相は党内の結束を呼びかけたが、前党最高顧問の渡部恒三衆院議員(77)は、小沢氏を悪代官呼ばわりし、沈黙する党議員にダメ出しした。
「親・小沢」で結束する民主党議員への怒りで、渡部恒三氏は声を荒らげた。「思ったことを言えないのは…徳川(江戸)時代だって、言ってたじゃねえがよ! 農家も『こんな悪代官のもとでは生きていけない』と」。18日午前の代議士会後に取材に応じ、コウゾー節で切り裂いた。

 自民党時代は「竹下派七奉行」を形成した盟友で、小沢氏を「いっちゃん」と呼ぶ間柄。小沢批判が出ないことに警鐘を鳴らす。「ロッキードの時もリクルートの時も佐川急便の時も、若い諸君(議員)が活発な意見を言ってしかられたもんだ」。

 恒三氏の指摘通り、党議員は相変わらず口にチャック。小沢ガールズやチルドレンはもちろん、かつてはメッタ斬りさせれば右に出る者はいなかった田中真紀子氏も「(国会では)まず予算を通すことと、懸案の諸政策の審議を速やかにすること。ほかのこと(小沢問題)については、それはそれとして、国会が機能することがベスト。以上です」と言ったきり、早歩きで「話せない」を連発。

 チルドレンの中でほとんど唯一、横粂勝仁氏が口を開いた。弁護士である同氏は、現時点での説明責任は果たしているとした上で「現状では国民が納得するのは難しい。説明責任は順次発生する。身の潔白を説明している幹事長自身が(今後も)真摯(しんし)に説明していくと期待しております」と答えた。

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